大鹿村騒動記
2011年 07月 22日
原田芳雄さんの遺作となってしまいました。
大鹿村に300年以上も伝わる「大鹿歌舞伎」、その中心役者である善の18年前に失踪した妻が帰ってくる(しかも一緒に駆け落ちした親友と共に・・・)という騒動を描いた作品です。
達者な役者がたくさん出演されていていい味を出してますし大鹿村の景色も素晴らしいです。
私は歌舞伎にくわしくないので歌舞伎シーンではちょっと退屈しちゃいましたが最後に景清役の善が「仇も恨みも是まで、是まで」と舞台の袖で「許してくれなくてもいいのよ。」とつぶやく妻に応えるように決め台詞を吐くシーンがとても良く心に残りました。
エンドロールで忌野清志郎の歌が流れて「もう原田さんも清志郎もいないんだね・・・」と寂しくなってちょっと涙ぐんでしまいました。(ノ_-。)