ぜんぶ,フィデルのせい
2009年 07月 01日
ちょいとブーたれてる、でもキュートな女の子の写真が気になって観ました。
1970年代のパリに住むアンナちゃん。
パパは弁護士、ママは雑誌の編集者とリッチな暮らしをしていたのに突然、両親が共産主義に・・・
パパは仕事を辞め、狭い家に引っ越し、お気に入りの家政婦はクビ、毎晩怪しげなオジサン達が遅くまでワイワイと家にいる。
そりゃー、ご不満でしょう。
その頃の色んな国々の情勢を知らないワタシはアンナちゃんと同じ目線で観ててアンナちゃんと同じようにブーたれたくなる。
子供をほったらかして両親はチリへ行ってしまったり子供にも思想を押し付けたり「ナンなのよっ!」と思ってしまう。
でも、この親は好き勝手してるようでいつもアンナちゃんのするどい質問にもちゃんと向き合う、子供の事をちゃんと愛してるってのは伝わってくる。
怪しげなオジサン達もアンナちゃんの疑問にわかりやすく答えようとしてくれる。
キューバ人からギリシャ人、ベトナム人とコロコロと家政婦が替わるがそれぞれのお国の天地創造のお話を聞いたアンナちゃんはただ1つが真実じゃないって悟る。
ラストシーンも印象的でいい映画でした。
で、フィデルって誰よ?・・・って調べてみたりしてお勉強にもなる映画です。
(フィデルとはフィデル・カストロ、キューバの前議長です。 タメになるねぇ~)